2025.12.22 お知らせ

第66回中日理論言語学研究会

関係者の皆様へ:

寒冷の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 
第66回中日理論言語学研究会を、下記の通り開催いたします。ご多忙の時期とは存じますが、多くの方々のご参加をお待ち申し上げます。
                      
日時:2026年1月25日 (日) 午後13:30から17:40まで
会場:同志社大学大阪サテライト・キャンパス(※対面開催のみ)
   〒530-0001 大阪市北区梅田1-12-17 JRE梅田スクエアビル17階 
   TEL:06-4799-3255
 
参加方法:参加を希望される方は、下記のURLまたは添付したチラシのQRコードにアクセスし、2026年1月18日(日)の21時までにGoogle フォームにて参加申込書をお送りください。
なお、会場の収容人数の関係上、参加には人数制限がございます。上記日時より前に受付を終了する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
 
 
講演者(敬称略)及び題目・要旨:      
講演1 下地早智子(神戸市外国語大学)                    
題目:現代中国語における垂直系時間名詞(句)の起点フレーム
要旨:現代標準中国語において空間の対立軸を指す形態素を構成要素とする時間詞には、“前/后”を用いる系列(H系)と“上/下”を用いる系列(V系)がある。「メタファー」とは、具体的な身体経験(起点フレーム)を未知の抽象的なものに写像することにより、その抽象的なものに関する構造的な知識(目標フレーム)を創造するやり方であると考えられている。本発表では、V系の起点フレームに関する従来の有力な仮説を検討し、H系とどのような認知的対立がある(あった)のかを確認する。なお、本発表は日本中国語学会第75回全国大会における招待発表とほぼ同じ内容であるが、当日接続トラブル等で十分説明できなかった内容について補足したい。
 
講演2 郭楊(関西大学)                
題目:現代中国語「是…的」構文の成立条件の再検討:虚詞「的」の語彙的属性に基づく理論的分析
要旨:本発表では、現代中国語の「是…的」構文の成立条件を、生成文法の立場から理論的に再検討する。従来研究の多くは、「是…的」文が容認されるか否かを句構造(構文配置)の差異に求めてきた。しかし、私は生成文法の語彙中心的な立場に立ち、文の可否は句法構造そのものではなく、文を構成する語彙項目――とりわけ虚詞「的」――の個別的な文法属性・意味属性の相容性によって決定されると考える。本研究では、同じ「是…的」形式であっても容認度が異なる現象を説明するために、「的」が担う文法的・意味的機能を詳細に分析し、それをLinker・Nominal・Aspect・Answerの四種に類別した。特に「是…的」文における アスペクト的「的」 に注目し、その選択制約が述語のアスペクト特性や文の情報構造といかに相互作用するかを明らかにする。以上を通じて、「的」を独立した語彙項目として捉えることで、「是…的」構文の文法性判断に関する新しい説明原理を提示する。
 
講演3 彭广陆(吉林外国语大学)  
題目:也谈日语作为名词型语言的基本特征
要旨:动词与名词作为词类体系中的两大核心类别,在不同语言中呈现出多样化的语法语用功能,其作用的差异有时颇为显著。刘丹青(2010)基于语言类型学提出:汉语是一种动词型,或称动词优先的语言;英语则是一种名词型,或称名词优先的语言。二者分别代表了词类语法优先度上相对立的两种语言类型。以往也有一些学者提出过日语属于名词型语言。本研究从形态类型、词类分布、名词谓语句的使用、话题化以及省略等不同的角度对日语和汉语进行比较,在此基础上指出从整体倾向上日语可视为“名词型语言”,但与英语又存在类型学上的一些差异。可以说日语在语言类型学领域具有独特的研究价值。 
 
本年も皆様の温かいご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。来年も変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛のうえ、良いお年をお迎えください。

2025年12月22日
中日理論言語学研究会
沈力